ミュージカル「Aikitu」脚本

第一幕 第七場 その2(ミーネと子供達)
未来 ああ。すごい人ね。田中舘愛橘って。
ミーネ そうね、日本の科学や工業、ひいては日本の繁栄の基礎を築いた人だからね。もちろん博士一人の功績ではないけれど、一日も早く、日本が世界と対等になれるように、必死で教え育て導いた。
そればかりか、新しい技術や情報を、いち早く日本に導入したり、とにかく「科学や工業の多くの分野に関わっていた」と言えるほど、大活躍しているのよ。
元気 じゃぁ。もし愛橘博士があの時代に産まれていなかったら日本はどうなっていたのかなぁ。
幸子 いまの豊かな日本は、昔からあったんじゃ無くて、愛橘博士に始まって、その時代その時代の人達が、必死で築いてきたって事なのね。
修斗 「命がけで勉強」だなんて信じられないけど、でも、何か考えさせられてしまうよなぁ。
恵美 だけど、それが自分の為とか、お金の為じゃない。国の為ってよくわからない。国のために命をかけられるなんて。
未来 あのね、博士は国のためというより、みんなの為に生きたんだと思うの。世界の為人類の為っていうと大げさだけど、あの時代に博士がローマ字を考えた事だって、人類が分かり合える為に必要だと、きっとそう思ったからじゃないかしら。みんなの為に・・・。
 
{音楽9} ♪命をかけて 誰かの為に 私は何ができるのだろう
生まれてきた 何かのために でも何をすれば良いのだろう
きっとあるはず 私だけに 与えられた 大事な何かが
それを探して 夢を求めて わたしは 私は 生きていこう
(間奏つづく・ミーネのセリフ)
ミーネ 未来は、それを信じる限り、いつだって輝いている。未来は、未来はあなたの手でどんな風にも変わっていく。だから未来に夢を描いて、それを信じるの。そして。毎日を本当に大切に生きて!。それは必ず実現するって、愛橘博士がちゃんと教えてくれてるでしょう。
(合唱)
♪命をかけて 誰かの為に 僕らは何ができるのだろう
生まれてきた 何かの為に でも何をすれば良いのだろう
きっとあるはず ひとりひとりに 与えられた 大事ななにかが
それをさがして 夢を求めて 僕らは 僕らは 生きていこう

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