岩手県増田知事も感激!?「50年後の夢」

平成12年2月24日、の岩手県議会定例会の席上で増田岩手県知事が所信表明を行ったが、その結びに、我が田中舘愛橘博士の「50年後の夢」を引用され、博士の考えに学ぶものがあると話したという。

知事さんが何故今愛橘博士の事を語ったのかについては知る由もないが、博士が改めて話題になった事はとても意味のあることだと思った。博士のお考えは50年を隔ててなお、人の心を動かすのだと、私は大いに感動しました。

以下にその要約を掲載します。(岩手県のホームページを参考にしました。2000/02/25)

結び 

 (略) 今から約50年前、・・・本県出身の田中舘愛橘博士は、「50年後の夢」という遺稿の中で、21世紀初頭を 見据えながら「求めよ!汝は見いだすであろう」、このように述べています。

これは、当時としては夢の実現ともいえる無線電信・・・・、テレビなどが、科学者 等の長年の苦心と努力により、遂にできあがったことを取り上げながら、さらに50年後の科学の進歩 とそれによる災害対策などへの期待を込めて語られた言葉であります。

 私は、この言葉は「それぞれの人が夢を持ち、その夢を実現するためにたゆまぬ努力をすることの 大切さ」を意味したものであり、まさに、このことは、総合計画に掲げている「それぞれの夢を自ら 見つけはぐくみ、生きるよろこびを世代や地域を超えて共に分かちあえる『夢をつくり、夢をつなぐ 県政』」にも通じるものがあると受け止めております。

 私は、この2000年という記念すべき年にあって、独創的な研究と真摯な姿勢によって世界に認めら れた博士の声に耳を傾け、・・・・21世紀の岩手像「夢県土いわて」の実現のため、全力で取り組むべ く決意を新たにいたしております。(以下 略)

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