■平成11年10月17日二戸演劇協会による「田中舘愛橘博士」をテーマにした舞台を行いました。
■公演は地域の注目を浴び、河北新報や岩手日報に記事として取り上げ紹介して戴くなど前評判も高く、大変なプレッシャーの中での幕開けとなりました。

 

■チケット・パンフレット写真 ■「旭日のサムライ」騒動記 ■公演の様子
 
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■右の画像は公演のポスターです。このポスターの写真は、昭和21年に愛橘博士が本田博士とともに地元福岡小学校で講演をしたときの貴重な写真です。

■このポスターが町に貼られた直後から、ちょっとした騒ぎが巻き起こりました。
 実は、このポスターに写っている子ども達は、現在60〜65歳位で、生存している方々がたくさんいらっしゃったのです。しかも終戦直後とあって、この写真を持っている人が非常に少なく、「是非このポスターが欲しい!」という方が続出するという事態になりました。
 地元ならではの嬉しい反応でしたが、その一方で、「この写真は全校生徒が写っているはずなのに、自分が居ない。」という声もありました。

■確かにこのポスターは、写真全体の6分の1だけ切り取ったものでしたから、公演当日は全体の写真を大きく引き伸ばして会場に張り出す事にしました。
 果たして公演当日、拡大写真の前は大変な人だかりになりました。食い入るように写真を見つめながら、「私はここ、○さんはここ!」と子どもの様にはしゃぐおばあちゃんや、「○○君も××君ももう死んだ」と寂しそうにつぶやくお爺ちゃんがいたり、単にポスターの枠を越えた反応に私は驚き、そして感動しました。

元となった全体写真はこちら
(個々の顔が見えるようにしたため、
かなり重いです。ご了承願います。)

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