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田中舘愛橘博士顕彰銅像建立
実行委員会 活動記録
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ご挨拶

田中舘愛橘会 会長 工藤武三

工藤武三田中舘愛橘会会長・写真

 私達が最も敬愛する郷土の先人、田中舘愛橘先生の銅像が本日落成し、除幕式が挙行されますことに心からのお祝いを申し上げます。建立に当たり、二戸市民をはじめ多くの皆様から暖かいご支援、ご協力を賜り、また、銅像建立実行委員会の皆様の郷土への熱い思いと、献身的な募金活動により本日を迎えることができました。改めて二戸市はじめ関係の皆様に心からの感謝と御礼を申し上げます。

銅像建立までの経緯について

 愛橘博士の事績をたどると、明治から大正期の、日本における近代科学の草創期の偉大なる先駆者として、幅広い業績が浮かび上がって参ります。また、東大教授退官後も国際人として多方面にわたり国際会議等に出席し国際平和・科学技術の発展および日本の地位向上に貢献されました。愛橘博士の多方面に亘る業績を受け、昭和61年「田中舘愛橘会」が設立され、以来30年に亘り博士の顕彰活動に取り組んでまいりましたが、先人、先輩の汗と熱い思いが込められた銅像でもあります。

 丹野幸男初代会長の永年に亘る献身的な顕彰活動は田中舘愛橘記念科学館建立につながることとなりました。二代目小保内岩吉会長の「博士の銅像を建てたい」との思いは、志し半ばで病のためかないませんでしたが、そのあとを受けて、不肖 私が皆様にご相談申し上げたところ、地域のためでもあり少し汗をかくように、との有り難いアドバイスをいただき、おかげさまで平成26年10月に「銅像建立実行委員会」 が結成され、久慈浩実行委員長のリーダーシップのもと本日を迎えることとなりました。

銅像のイメージについて

 偉人として見上げる形でなく、同じ目線にして台座も低めにし、かつ腰掛けた姿勢で博士に直接触れるよう身近な博士をイメージしました。両手を上げたポーズは学生への講義のあと「どうだ、わかっただろう」とか、会合の終わりに感謝の意を込めて両手を広げて「どっと払い!」と声高に発生されたという愛橘博士得意のポーズということです。

 愛橘博士得意のポーズで、親しみを込めて皆さんをお迎えするのがいいのではないかとまとまりました。

 シビックセンターは、市民・二戸市来訪者がまず訪れたいところでありたい・・・その入口で愛橘博士がニッコリと皆さんをお出迎えすることで、地域の発信力を高めると共に、博士を市民の身近な存在にしてくれるものと期待しております。また、博士像を通じて子供たちに立志の心伝えていければと願っております。

 二戸市の更なる発展を念じながらご挨拶といたします。