墓前祭(平成11年5月21日)

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 平成11年5月21日は田中舘愛橘博士の47回目のご命日です。
 今年も祖霊社において墓前祭が行われました。

 今朝から風も強く、雨が降っていて心配なお天気でしたが、墓前祭が進むに従って天気が穏やかになり、参列した40人程の人々もほっとした表情で博士を偲びました。

 愛橘会の丹野幸男会長により、この一年の活動を博士にご報告がありました。

丹野会長からは、大きく3つの出来事が紹介されました。

1.地元の県立福岡高校の生徒達が博士が留学したグラスゴーへ研修留学を行ったこと。
2.第4回日本ローマ字大会へ、丹野会長らが出席され、現在のローマ字の状況を確認されたこと。
3.現在二戸市に建設中の「田中舘愛橘記念科学館」が、博士の誕生日にちなみ、9月の18日に落成すること。

 この墓前祭に先立ち、建設中の「田中舘愛橘記念科学館」の見学が行われました。
 この建物の3階全体が「科学館」となっており、博士の業績を紹介するコーナー。化学実験体験工房。などなど、様々な展示がなされる予定だそうです。
 市の職員の方の説明によれば、化学実験関係だけでも5億円を超える設備であり、少なくとも東北最大の施設であると言います。
 9月の落成がいまから待たれます。

 また、墓前祭では「金田一うたのつどい」の皆さんにより、愛橘博士の残した歌に曲をつけたものが披露されました。

 記念科学館の実現や地元の高校生達が、かつて博士が学んだグラスゴーへ留学したことを聞いて、愛橘博士はどう思われたのでしょう。

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